たのしい音楽教室のピアノDTM担当の亘理敬晃です。
教室のスタジオでは一貫してシンセや電子ピアノを使用してきました。
普段からDTMで音楽を制作しているからかプラグインに便りっきりで
ピアノの音源ばかり収集しておりました。
pianoteqに出会ってからは単なるサンプルの綺麗さだけではなく
音色、音の混ざり具合で全然だめなことに気づき創作意欲すら削られるようになりました。
シンセを使って、おまけ程度にピアノを付け足すぐらいなら問題ない?かも知れませんが
とてもじゃないですが、単体では厳しい状況でした。
自宅にある古くからのピアノで少年時代はかなりお世話になり
鍵盤演奏の技術を磨きましたが調律もあまりしておらず
タッチや音色にばらつきがあり録音するのも気が引ける感じがしてました。
苦肉の策でサンプルのピアノ音源に軽めにダイナミックマイクなどで録音した音を
混ぜることもしてました。
先日お世話になっているプロデューサーから人生に数台、自分の気に入るピアノと出会えたらいいね。と言われ感化されまして本格的にピアノを探し始めました。
そうした矢先に、ある調律師の方と出会いました。
「100までピアノライフ」の津山さんなのですが
偶然ホームページを見つけて工房を訪ねてみると若い方が一生懸命に作業されてました。
お話を伺いながら展示されているピアノを弾かせていただきました。
津山さんをはじめスタッフの方は、大変こだわりを持たれていて
通常、弾き手がピアノに合わせていることがほとんどで
ギター等と同じようにその人に合った調整が可能であるとのこと。
整音された各社のピアノを弾かせていただきましたが
とても弾きやすくびっくりしました。
タッチはこれ、音色はこれが良いなどと収集がつかなかったのですが
自宅のピアノのことを話しましたら、そのピアノがかわいそうなので
一度診させてほしいと言われました。
すると胸でつかえていた感情にその時気づきました。
やはり自宅にあるピアノのことが非常に気になっていたのです。
新たなピアノを購入するのは、一度治してもらってからでもいいと思いました。